連句半歌仙余 (2009.7.14)

2009年度【ことばと表現1-I】 連句半歌仙余 (2009.7.14) 雨の中亀の頭をふみ渡る (根崎) 昔に飼ってた太郎と次郎 (進藤) 相方よぽつんと座るハチ公前 (川上) ガラスにうつる不安なファッション (川上) かっこつけ苦手なコーヒー飲みほした (かわ…

二〇〇九年四月二十八日 吟行詠草 (2009.5.4)

2009年度 【ことばと表現1-I】 二〇〇九年四月二十八日 吟行詠草 (2009.5.4) 小雨降る一人で帰るとぼとぼと家に帰れば一人で晩メシ 進藤 雨の日に傘をさしつつ取る電話友の声する電話の温度 荻野 高野川雨降る中で待ち合わせ激しい流れに時間も流され 杉田…

観光の町の埋もれた苦渋

2009年度【環境文化論・飛騨】学生レポート 観光の町の埋もれた苦渋 (染織コース 豊崎洋子) はじめに 建築の師が飛騨匠文化館を設計した。釘を一本も使わない伝統的な土蔵建築で作られた飛騨の匠文化館は、古川大工の技と歴史を伝える博物館である。千年以…

高山の今

2009年度「環境文化論・飛騨」2009年6月12-14日 高山の今 (洋画コース 福田 厚子) 高山市図書館のそばにある喫茶店兼理髪店のオーナーのお話(70~80代ぐらいの男性) 子供の頃、高山にサーカスが来て象を見るのが楽しみで走ってこの坂を下ったという。 市…

「人と関わることが何よりも楽しい 桑田ゆきのさん」 (クリエイティブ・ライティングコース 山脇益美)

【2008年度後期「ことばと表現」レポート】 人と関わることが何よりも楽しい 桑田ゆきのさん (山脇益美) 毛糸の帽子、ブルーの襟巻。ところどころ白髪の混じる、ふわりとした髪の毛。小さくて可愛らしい目。顔じゅうに広がるしわには、ゆきのさんの人生が…

2008年11月26日 江後町のサロンに行ってきました

2008年11月27日 黒田村江後町のサロンに行ってきました この時はいろいろと準備不足で、また五ヶ月ぶりに行かせてもらったということもあって、新しく加わってくれた学生二人を案内して、どんなことをしているのかを知ってもらうということを趣旨にしていま…

【2008年度後期「ことばと表現」】 『聞き書き』 (杉崎香織)

【2008年度後期「ことばと表現」レポート】 聞書き 杉崎香織 (クリエイティブ・ライティング・コース) 今での人生の中の三つのエピソードって言われても、あまり大したものはないと思うけどと言って笑う母。それでも構わないから何か聞かせてと頼むと、と…

オイナニケケを紹介します O Ina Ni Keke(インドネシアの歌)

O Ina Ni Keke O INA NI KEKE を紹介します。 インドネシアスラウェシ島マナド地方の歌です。 かわいい子供たち(と青年男女)が合唱で歌っています。

雪嶺 濁河への道 御岳が見えた

2月16日(2009年)、飛騨からのかえり、濁河温泉にへ寄ってみた。 行ったことがなかった。 途中御岳が見えた。 (その写真) 際立って、美しかった。 濁河温泉は御岳の中腹にあった。 (ここも飛騨というべきなのだろうか? 少し違う気がする) 100段余りの…

飛騨 2003年2月5日

飛騨 2003年2月5日 写真のみ (多分、旧丹生川村折敷地付近)

【2008年度哲学b・東京】 里の中の幸福感

【2008年度哲学b・東京】 「里の中の幸福感」 ランドスケープデザインコース 光永真紀 私たちは今、幸福であるのか、それとも幸福ではないのか。 物質的に豊かな国に暮らす私たちは、日々の生活に困らないという点で、やはり幸せだと言えるのではないだろう…

【2008年度哲学b・東京】 スクーリングレポート (情報D 浅見真智子)

【2008年度哲学b・東京】 スクーリングレポート哲学b 2008 09/09~09/11 情報デザインコース 浅見真智子 今回のスクーリングで、特に印象に残った事は、『ツァラトゥストラはかく語りき』の話に出て来た『神は死んだ』という下りの事でした。 何故、『神』が…

【2008年度哲学b・東京】 「永遠回帰」について考えたこと (染織コース 荒川)

【2008年度哲学b・東京】 「永遠回帰」について考えたこと 染織コース 荒川 関心はあるが、基礎知識の不足、資料の難解さ、等で、触れる機会の無かった哲学、理解しようと自ら本を読んでみても「解からない」。今回のスクーリングを機会に、自分で考えてみた…

【2008環境文化論・津軽】 レッツウォークお山参詣に参加して (ランドスケープデザインコース 髙原さつき)

【2008環境文化論・津軽】 レッツウォークお山参詣に参加して ランドスケープデザインコース 髙原さつき 私は今回のスクーリング対象地である青森で生まれ育った。 父は南部出身、母は津軽出身であり、特に母の故郷である弘前に行くことは幼い頃から日常的な…

【2008環境文化論・津軽】 津軽人 (陶芸コース 相馬理絵)

【2008環境文化論・津軽】 津軽人 陶芸コース 相馬理絵 今回、津軽のスクーリングがあると知った時、私にとって父と母の事、又は自分を原点から見つめ直す、とても有意義なチャンスだと感じた。何故ならば、両親の性格が独特であり、テレビに津軽が放映され…

【2008環境文化論・津軽】  岩木山と津軽の人々 (染織コース 荒川)

【2008環境文化論(津軽)】 岩木山と津軽の人々 染織コース 荒川 全ての行事が終わった後、違和感が残っていた。これはなんだろうと考えていくと、「あっ嫉妬しているんだ。」と、思い当たった。自分にはこれから先、当然過去にも、絶対に持つ事が出来ない…

【2008環境文化論・津軽】 岩木山お山参詣の意義と将来 (歴史遺産コース 澤田)

【2008環境文化論(津軽)】 岩木山お山参詣の意義と将来 平成20年9月22日 歴史遺産コース 澤田京子 はじめに 岩木山は霊山として古くから信仰を集め、お山参詣が盛んに行われるようになったのは、元禄時代といわれる。旧暦7月28日から旧暦8月1日…

「何もない場所」 (新潟 尾崎美幸さんの報告3)

http://www2.biglobe.ne.jp/~naxos/Bilder/TopoipoiNet/0808NiigataOzaki03/photo1.jpg [写真1] 「何もない場所」 今回はこのブログのコンセプトである「詩的な場所」に対し、私なりに精神的な部分で解釈し、自分にとっての「詩的な場所」をレポートしよ…

Stockhausen in YouTube selected by Masatsune Nakaji

Stockhausen on 'sounds', 1972 Stockhausen on Human evolution - 1972 Rehearsal at Stockhausen course in K端rten Karlheinz Stockhausen - Gesang der Junglinge [http://jp.youtube.com/watch?v=myZ9vVzGcAs Michail Goleminov plays KLAVUERSTUECK IX…

黒田村「サロン」 6月26日の報告(中路)

(ちょうど花期をむかえたシブキの花を活けたグラスがサロンの会場の机を飾っていました) 黒田村「サロン」 6月26日の報告 三辻さん、報告有難うございました。 当日も黒田村はとてもさわやかで、空気に清涼感があると感じました。空気に水分はかなりあ…

黒田村「サロン」6月26日報告 三辻春香

(黒田村・宮の春日神社に茅ノ輪がしつらえてありました。茅ノ輪くぐりの行事が続いているようです:中路) 三辻です。 6月26日、10時~12時まで、「サロン」に参加さしてきました。今日は、黒田村の方4人と中路先生と三辻の6人でした。前回の「サ…

聞取り調査報告 (岩城こよみさんの報告 2006年9月21日の「サロン」)

聞き取り調査報告 調査者:岩城こよみ 調査日:2006年9月21日 調査地:旧黒田村(京北宮町) 調査協力者 江後富枝さん(昭和元年生まれ) 菅河嘉子さん(S,4年生まれ) 菅河恵美子さん(T,12年生まれ) 西美和子さん(T,13年生まれ) 前田芳子さん(S,11年生…

4月24日、黒田村でお話を聞いてきました

写真:蛭子神社の桜(京北黒田) 4月24日、黒田村でお話を聞いてきました 4月24日、自治会長の新谷さんが機会を作って下さり、地元の人たちの話を聞いてきました。その日はあいにくの小雨。その小雨の中、百年桜が静かに咲いていました。満開です。昨…

『地域学基礎』 第2課題 (神奈川県 山川忠さんの報告)

『地域学基礎』 第2課題 (神奈川県 山川忠さんの報告) 1 野菜を売る農家のおばさん 小奇麗な服装をした新住民をよそに、粗末な小屋に野良着姿で野菜を売り、リヤカーを引いて野菜を売り歩く農家のおばさんたちの姿は、純朴そのもので懐かしくもある。大…

黒田鮎捕り報告 (植田愛美さんの報告)

黒田鮎捕り報告 京都造形芸術大学 情報デザイン学科1年 植田 愛美 2006年8月26日(上桂川鮎網漁解禁の日)に私を含め京都造形芸術大学の学生4人、教員3人と小学生1人が黒田の人の協力で鮎捕りを体験させてもらった。 黒田村聞書きプロジェクトで…

「黒田村見聞録」誕生

旧京北町黒田村、現在は京都市右京区に併合され、黒田村の名称はなくなってしまいましたが、「まとまり」としてはまだ立派に存続しています。人口500人程度。ここはわたしの見るところでは先進的な過疎の村です。「先進的な過疎の村」それは何を意味して…

父の生きがい (大阪 杉浦絹代さんの報告)

http://www2.biglobe.ne.jp/~naxos/Bilder/TopoipoiNet/080326OhsakaSugiura/photo0.jpg 写真: 冨田寅一『河内今昔事典』叢文社、より 父の生きがい -- 故郷の歴史のドラマを伝えたい -- (2006年度『地域学』第2課題レポート) はじめに 自分の居住地…

通信教育はすごいぞ

ここでは京都造形芸術大学通信教育部の学生の、地域にかかわる授業のレポートの中から、わたしが特別興味深いと感じ、かつ本人の同意の得られたものをほぼそのまま載せてゆきたいと思っています。 そうして、全国の大学関係者にうらやましがらせてやりたい。…

左京区伝統行事ネットワーク「かわらばん」第6号

詩的な場所と村の伝統行事について1月に「左京区伝統行事ネットワーク」で話してきたことを「かわらばん」第6号(2008年2月25日、左京区役所区民部総務課発行)でまとめてくれました。神事や宗教行事でなく、「詩的な行事」による村作りの提案です。 ご覧いた…

詩的な場所001 京都造形芸術大学陽陽館

http://www2.biglobe.ne.jp/~naxos/Bilder/TopoipoiNet/Katte/20080313yoyo01/photo1.jpg 写真1 詩的な場所 001 京都造形芸術大学陽陽館 1 京都造形芸術大学の中でも 陽陽館は別天地である。この建物だけが東を向いている。指東庵(西芳寺)とつながる何か…