2010-01-01から1年間の記事一覧

京都発見 スクーリングレポート 「高瀬川を歩く」 陶くみ枝

【2010年度 「京都発見」】 スクーリング・レポート「高瀬川を歩く」 陶芸コース 陶くみ枝 「地域学基礎」で、居住する最寄りJRの我孫子駅が明治29年に開設される経緯を調べた。東京・日本橋から24kmに位置するこの町は東京のベットタウンとして比較的利…

祈りと民俗芸能---じゃんがら念仏踊り

【2010年度 東北地域学】 祈りと民俗芸能---じゃんがら念仏踊り 日本画コース 服部澄子 祈りと民俗芸能を自分の住む地で考えるならば「じゃんがら念仏踊り」がある。現在いわき市内においてみられる形態を示し、資料をもとにその歴史と「じゃんがら念仏踊り…

地獄の思想とは?   美術科 日本画コース 栗原三恵

【2010年度 日本文化論】 地獄の思想とは? 美術科 日本画コース 栗原三恵 まず、はじめに地獄を考えてみた。生前に、悪業を重ねた者が死後に行く所で、非常なる苦しみを受ける。例えば、祖父母から、よく聞かされたのは、針だらけの針山を登らされたり、盛…

第2課題:『音楽の根源にあるもの』 文芸コース 小野愛子

【2010年度 「詩と音楽への案内」第二課題レポート】 第2課題:『音楽の根源にあるもの』 文芸コース 小野愛子 ========================= > 立派な演奏家がいいスコアでもって上演しても、とてもドラマを見ているという感じじゃなくて、ただ発声法を聞いて…

昭和人生論 --- 戦争と民俗 ---

【通学部 2009年度 民俗学レポート】 昭和人生論 – 戦争と民俗 - (情報デザイン学科・コミュニケーションデザインコース 谷川真唯) 一 これは、怒濤の昭和を生き抜いて来た一人の男の話である。私は故郷である兵庫県丹波市(旧氷上郡)の古老を訪ねた。 「…

こんにちに生きる宮澤賢治---イーハトーブ再考--- 写真コース K.Y

【2010年度 環境文化論・花巻】スクーリングレポート こんにちに生きる宮澤賢治 ---イーハトーブ再考--- 写真コース K.Y はじめに 宮澤賢治の作品にふれるとき、いつもどこか物悲しさを感じる。その人生をめぐり哲学に近づこうとするとき、きらきらと輝く銀…

春と修羅「小岩井農場」を片手に 陶芸コース 陶くみ枝

【2010年度 環境文化論(花巻)】 スクーリングレポート:《春と修羅「小岩井農場」を片手に》 陶芸コース 陶くみ枝 田沢湖線の小岩井駅にバスは停まった。梅雨明け前の湿った空気に日差しがカンカン照りつける。バスを降りると汗が噴き出す。賢治が農場を歩…

『ツァラトゥストラはこういった』第一部〈三段の変化〉について  空間デザインコース 中村友紀

【2010年度 総合演習 IVA レポート】 『ツァラトゥストラはこういった』第一部〈三段の変化〉について 中村友紀 「しかし、もっとも荒涼たる砂漠のなかで第二の変化が起こる。ここで精神は獅子となる。精神は自由をわがものにして、おのれの求めた砂漠におけ…

【2010年度「日本文化論」】健康ブ-ムに潜む地獄的なもの  南淵ミカ

【2010年度「日本文化論」第一課題】 健康ブ-ムに潜む地獄的なもの 美術科染織コ-ス 南淵 ミカ はじめに ここ数年来健康ブ-ムで、書店に行っても多くの健康に関する書物が目立つところにならんでいる。テレビでも健康に関する番組が毎週どこかの局で放送…

半歌仙 白む稜線の巻

【2010年度 言葉と表現 IH】 半歌仙 白む稜線の巻 2010年5月25日~6月15日 発句 春雨に白む稜線わが故郷 荻原 脇 大河を誓うわが滴の日 加藤 第三 滝壷に流れ落ちゆくポリバケツ 刀根 拾うか否か我が身に問ひし 船見 (月) 月明かり見つけた迷子に同情し 加…

【2007年度「地域学」 第1課題レポート】 消えた地名の不思議 --- 校歌を掘り起こす

【「地域学」2007年 第一課題レポート】 「消えた地名の不思議 --- 校歌を掘り起こす」 芸術学科芸術学コース 吉田 マナ はじめに 私の出身地域の小学校の校歌を分析し、現代の生活における故郷について考える。 まず校歌を紹介し、背景の歴史に触れ、歌詞の…

【2009年度東北地域学第2課題】故郷の備前焼と津軽金山焼について

自宅で普段使いしている津軽金山焼きの湯のみと湯冷まし 【2009年度東北地域学第2課題】 故郷の備前焼と津軽金山焼について 宮田 春美 通信教育部芸術学部芸術学科 はじめに 故郷の「備前焼」の器に似た食器を目にしたのは、5年前の青森県五所川原市エルムの…