2011-01-01から1年間の記事一覧

詩と音楽への案内 第二課題レポート 「和歌」 土屋良子

【2011年度 詩と音楽への案内】 和歌 歴史遺産コース 土屋良子 第二課題 『中世の文学』 (一) 和歌は歌うもの 和歌といえば私にとっては小学校での百人一首の暗記に始まり、中学校でのあの独特の抑揚をつけたよみ練習に終わった。ほとんどの和歌はよく意味…

津軽

【2011年度 芸術環境演習・津軽 スクーリング・レポート】 津軽 歴史遺産コース・土屋良子 美術史に出てくるような芸術は貴紳のみが鑑賞し、所有し、製作者も材料の問題からいって、それらとの繋がりがある人々であったのではないかと思うが、とにかく物とし…

花巻 私という現象は

【2011年度環境文化論・花巻】 花巻 私という現象は 染織コース 篠田秀子 はじめに 私という現象は、どこからきてどこまでいくのだろう、そのような想いに答えを見つけようとするとき、50年余りのこれまでの人生の道中、度々何度も宮沢賢治の作品との出会い…

≪宮沢賢治の雲≫

【2011年度「環境文化論1~4(花巻)」スクーリング レポート】 ≪宮沢賢治の雲≫ 芸術学コース 須田雅子 1.はじめに 羅須地人協会跡の柱にあった、「風とゆききし 雲からエネルギーをとれ」に、とても爽やかな印象を持った。『農民芸術概論綱要』からの引…

連句半歌仙 春の風の巻 2011年5月24日~7月19日

【2011年度「ことばと表現」ID】 連句半歌仙 春の風の巻 2011年5月24日~7月19日 発句 春の風吹けば吹くほど桜散る K 脇 はらりはらりぽろりぽろり 雪 伸びすぎた毛先が少しうるさくて 林 親の小言も右から左 西山 (月) お月見に姉の譲りの晴着きて つね …

詩と音楽への案内  第一課題 山田彩加

【2011年度 詩と音楽への案内】 『サウンド・エデュケーション』 芸術学コース 山田彩加 1:はじめに 『サウンド・エデュケーション』このような教育があったことをこの本で初めて知った。教育とは受けるものであって、その中で受けてきた音楽の授業とはこ…

音楽の根源にあるもの

【2011年度 詩と音楽への案内】 「音楽の根源にあるもの」 芸術学コース 山田彩加 1、はじめに 私が、参考文献を通読し、強く関心を抱いた一節は“まえがき”冒頭に書かれた以下の一節である(1)。 「音楽について語ることは、一般に楽しいが、時として苦痛で…

手塚治虫がマンガ文化に与えた「地獄的なもの」

【2011年度 日本文化論 第1課題】 『ブラック・ジャック』にみる手塚治虫がマンガ文化に与えた「地獄的なもの」に関する考察 ----- ランドスケープデザインコース 巽 健次 ■「地獄的なもの」の意味 梅原猛著『地獄の思想』を題材に「地獄的なもの」について…