二〇〇九年四月二十八日 吟行詠草 (2009.5.4)

2009年度 【ことばと表現1-I】

二〇〇九年四月二十八日 吟行詠草 (2009.5.4)

  

小雨降る一人で帰るとぼとぼと家に帰れば一人で晩メシ       進藤
雨の日に傘をさしつつ取る電話友の声する電話の温度        荻野
高野川雨降る中で待ち合わせ激しい流れに時間も流され       杉田
雨の中亀の頭をふみながら遠くに見える山をながめて        根崎
カメの上ぴょんぴょん走る僕たちを優しい顔で見守る太陽      川上
パラパラと雨が降る中菜の花が僕に叫ぶよ「寒いですよ」と     俊介
雨の中歩いたせいでくつしたがびっしょびっしょきもちわるい    たくや
ちこくして僕だけ川に行ってない今度はちこくしませんように    たるみ
散歩道雨がザアザア降ってきてみんなでつくったた・ん・か     浅田
大学生みんなで渡るカメの橋思い出される幼少時代         二川
なつかしいきれいな自然思い出しぴーぴー遊んだからすのえんどう  いなせ
雨の中みんなでさんぽびっしょびしょハトもとなりでおさんぽしてる 中林
飛び渡る亀石の間の瀬を落ちる芥に混じるさくら花の色       つね