連句半歌仙余 (2009.7.14)

2009年度【ことばと表現1-I】

連句半歌仙余 (2009.7.14)

  


  雨の中亀の頭をふみ渡る  (根崎)
昔に飼ってた太郎と次郎  (進藤)
  相方よぽつんと座るハチ公前  (川上)
ガラスにうつる不安なファッション  (川上)
  かっこつけ苦手なコーヒー飲みほした  (かわの)
舌(tang)と鼻(nose)とでわかる男に  (しゅんすけ)
  ジャガイモの花にはるばる風至る (つね)
今日の晩飯シチューかな? (堀井)
  足早にテントの前を歩み去る  (つね)
  目をつぶり涙こらえて走り去る  (荻野)
もみじのように変わりたいのに (進藤)
  突然の雨に打たれて足止める  (根崎)
冷蔵庫の奥残ったプリン  (中林)
  残業で今日も帰れずネットカフェ  (進藤)
雲からのぞく明るい満月  (杉田)
  ハゲ上司の頭をぺちんとたたきたい  (進藤)
仕事はオレのができるのに   (かわの)
  動物園であの子は蛇に愛されている  (つね)
わずかだけれど感じる嫉妬  (杉田)