「黒田村見聞録」誕生

京北町黒田村、現在は京都市右京区に併合され、黒田村の名称はなくなってしまいましたが、「まとまり」としてはまだ立派に存続しています。人口500人程度。ここはわたしの見るところでは先進的な過疎の村です。「先進的な過疎の村」それは何を意味しているのか?
 山水の美しいj村で、ひとは驚くばかり知性的です。そしてそこには村としての「まとまり」を維持してゆくためのさまざまな知恵が継承され、つづいているように見えます。
 そのさまざまな魅力を、「見聞録」としてここに残してゆこうと思います。わたしの責任編集で、京都造形芸術大学の学生、卒業生その他の力も借りてやってゆきます。
 その知恵が、できれば全国の人々に共有され、村作りの知恵として活かされてゆくことを希望しています。
 黒田村の方々にもあらかじめご協力の御礼を申し上げます。

  2008年3月31日
  中路正恒