贈与はある仕方で詩を前提している?

 >贈与はどれも或る仕方でを前提している…… (ジャック・デリダ『他者の言語』p.121)

 贈与と詩のひそかな関係---、とても興味を引かれるのですが、そこではデリダ氏はそれ以上説明してくれていないのです。

 わたしたちの探求も、このことの探求ではないかと思うのです。贈与の核心にどのように詩があるのか?

 今日は家と大学と二週間探して見つからなかったので、至成堂に行って"Donner le temps"を買ってきました。デリダの本です。

 デリダは、ものそのものにあるという「ハウ」についてのマルセル・モースの考えに対して、自分ではどう考えているのでしょう? わたしはそれ(「ハウ」)を信じないのです。

                                      (トポイ庵庵主)