「トポイポイねっと」というのを作った。(転載)

「トポイポイねっと」というのを作った。
http://blogs.yahoo.co.jp/nametokogenmai3gou
正式名称は「トポイ・ポイエーティコイねっと」。
「トポイ・ポイエーティコイ」は日本語に訳すと「詩的な場所」ぐらいになる。
あのデトレフ・イプセンさんの概念を使わせてもらっている。
ドイツ語では "Poetische Orte"で、イプセンさんはたいてい複数形で使っている。
それをわたしのあやしい力でギリシャ語にすると、「τοποι ποιητικοι」(アクセント略)になる。

 この「ポイエーティコイ」だが、それを「詩的」と日本語化してしまうと、もともとのギリシャ語がもっていて、そしてヨーロッパ語の中ではその意味が理解されている"capable of making"とか"productive"という意味がよく出ない。そこで「トポイポイ」と呼ぶことにした。「ポイエーティコス」など「ポイエ」という音が出るとどうもギリシア語っぽくて、わたしなどが使うと眩学的に聞えてしまう。そこで「ポイエ」をやめて「ポイ」までに縮めたのだ。また「ポエティック」など「ポエ」の音が出てくると、どうも甘ったるくなってしまうのでこれもいやだ。「ポイ」の方がいい。
 これをネットワークにしてゆきたい。

 なぜそんなことを始めるのか?
 地域や風土や場所の「作る力」に目を注ぎたいのだ。それぞれの人の生きている場所で、そこを一歩でも半歩でも、納得して生きれるようにしてゆく努力を見てゆきたいのだ。足下を見直すことでもいい。半歩だけ出てみることでもいい。そういうことはポエテイックで、芸術的な努力ではないだろうか。芸術のそういう理解があっていいはずだ。そうしたポエテイックな場所づくりの情報ネットワークを作りたい。

 具体的には、主に学生のレポートを紹介してゆきたいと思っています。多少の傷や誤りがあってもいいが、ポエティックな場所づくりとかかわる思考や地域情報などのレポートをわたしの責任編集で紹介する場所にしてゆきたい。
 ご参加いただければ幸いです。

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 ではどうぞよろしく。

(「世界という大きな書物」より転載 http://25237720.at.webry.info/200711/article_7.html