陸前高田 1月15日 (宮県栗原市 坂下さんの報告)



陸前高田 1月15日 (宮城県栗原市 坂下一郎さんの報告)


1月15日を東北のこちらでは、おなご(女性)の年取りなどとも言い
画像のような、みずきに餅や団子を丸めたのをつけて
居間のなげしなどに挿して飾ります。

歳徳神などお正月の神々の絵札を
7日あるいは14日に下げ、どんと祭(とんど焼き)のご神火で
燃やした次の日である本日にあらためて「小正月」を迎える。

枕草子」によれば、この日にあずき粥を頂いてたとか。
これらはいったい何を意味するのか?

お正月は民俗学的には実は依然として大きな謎だと私は考えてます。

それでは、小正月は? 
これもいまだに謎だとおもいます。

でも、謎だからこそこの期間は言い知れぬ
懐かしい不思議な情緒になってしまう。


画像は今日の三陸陸前高田の場外市場での様子です。
この団子のみずきを作って売ってたおばさんが、
小正月には玄関両脇を笹竹と「こぶ」で飾ることなど
いろいろと話してくれました。

「こぶ」は「昆布」ですねと確認したら
笑って「こぶの木」だよと訂正し教えてくれました。